ミラン番記者がユーベ戦の本田を「凡庸」と一刀両断 「本当の本田を早く見せてほしい」
「もうミランで2年半プレーしているのに…」
背番号10はサン・シーロのピッチで、雄弁なプレーを見せられなかったという。本田とイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラはチームの戦力構造上の歪みの被害を受けている。
「チェルチとスソを1月に放出し本田の代わりがいないため、疲労もあった。本田とボナベントゥーラは、特にミランで疲労が顕著なポジションだ。それでも、本田はインタビューで『本当の本田を見せていない』と言っていた。ならば、それを早く見せてほしい。願っている。しかし、もうミランで2年半プレーしている。本田はもっといいプレーができる選手。今日の本田はあまりに凡庸すぎる」
今季はリーグ戦1得点3アシスト。攻守両面でのリンクマンとしてのプレーが強調されているが、背番号10の重責はおろか、攻撃的MFとしてあまりに寂しい数字だ。ヴィンチ記者は常々、本田のプロフェッショナル精神や献身的なプレーぶりを高く評価している。2014年1月に加入後、すでに2年以上の時間が過ぎているが、ユベントスのような強豪相手のみならず、リーグ戦で「本当の本田」を見せてほしいというのが、ミラン番記者の切なる声だ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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