ミラン番記者がユーベ戦の本田を「凡庸」と一刀両断 「本当の本田を早く見せてほしい」
負傷明けで先発も「痕跡を全く残せなかった」と指摘
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、9日の本拠地ユベントス戦で先発出場を果たしたが、見せ場も少なく後半29分に途中交代となった。試合も1-2で敗北。セリエA4連覇中の絶対王者との試合前に「本当の本田を見せていない」と語っていた本田に対し、地元メディアの番記者は「凡庸」「2年半もミランでプレーしている。早く見せてほしい」と苦言を呈している。
前節アタランタ戦で右足の打撲で欠場した本田は、ユベントス戦で豊富な運動量を示した。サイドで対峙したアレックス・サンドロを警戒しつつ、前半33分にはGKジャンルイジ・ブッフォンの正面に左足で強烈なシュート。だが、強豪相手にインパクトは薄かった。
地元テレビ局「7ゴールドTV」のミラン番記者パオロ・ヴィンチ氏は、ユベントス戦での本田の74分間のプレーをこう分析している。
「本田は痕跡を全く残せなかった。ケガをしていたので、回復に苦労したのだろうか。彼は自分の色を出そうと前半は一定の時間、耐えていた。よく闘って、よく走って、上がったり、戻ったり、消耗するプレーを懸命にこなしていた。前半はいい動きもあった。ミランも本田とともに、調子が上がっていた。しかし、マークを外し、相手を抜くというプレーはできていなかった。後半は全く良くなかった」
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