「ありえない」 名将モウリーニョ、試合3時間前の延期決定は“プロではない”と苦言

プレミアリーグに苦言を呈したトッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:AP】
プレミアリーグに苦言を呈したトッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:AP】

新型コロナの影響で12月30日のフルハム戦が試合開始3時間前に延期

 トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督は、現地時間2020年12月30日のフルハム戦が新型コロナウイルスの影響で開始直前に延期が決まったことに不満を漏らしている。プロの試合ではなく、まるでジュニアの試合のような体験だったと苦言を呈した。英公共放送「BBC」が報じている。

 トッテナムは2020年ラストゲームとして、フルハムと対戦するはずだった。しかし、フルハムで複数選手が新型コロナウイルスに感染していたことが発覚したため試合の開催は見送られた。

 延期が決まったのは、キックオフの3時間ほど前の出来事だった。これについてモウリーニョ監督は、これがアンプロフェッショナルな対応だったとプレミアリーグに苦言を呈している。

「30年前、ポルトガルでU-13とU-15チームのコーチをしていた時、朝9時半からの試合で相手がいなかったり、審判が来ていないことがあった。試合をしたいのにできない子どもたちはフラストレーションを溜めていた。今回起きたことは、ほとんどそれと同じだ。スタジアムに到着してから延期を知るところだった。

 だが、試合前日から試合が延期になるとの報道があった。選手たちは自分たちの国でもそう報道されていると言っていたが、私は彼らや上司の(ダニエル・)レヴィに伝えることができなかった。私はフルハムについて言っているのではない。私が言っているのは組織のことだ。そのような状況はありえないと思う」

 感染拡大が深刻な問題となっている新型コロナウイルスの影響だったとはいえ、事前に延期の可能性が示唆されていたにもかかわらず直前の決定になったことに、モウリーニョ監督は納得がいっていないようだ。

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