チーム得点王が流出 城福体制4年目へ課題の得点力を改善できるか【J1戦力動向・広島】
【今オフ動向まとめ】チーム得点王L・ペレイラの穴を埋めるストライカー補強を画策
Jリーグの2020年シーズンが終了し、来季に向けたチーム編成が動き始めている。すでに移籍のリリースが出始めているなか、各クラブは今オフにどのように歩みを進めていくのか。20年シーズンの成績とすでに発表されている戦力動向を踏まえながら、来季に向けた注目ポイントをポジションごとに展望していく。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
サンフレッチェ広島は、城福浩監督の下で戦った3年間で最も低い順位でシーズンを終えた(2位→6位→8位)。総失点はリーグ3位タイ(37)ながら、総得点は9位(46)と伸び悩んだ影響は小さくないだろう。すでに城福監督の契約更新が発表されており、2015年以来のJ1制覇を目指す。
広島はもともと、予算の規模がビッグクラブに比べると小さく、若手を自前で育て、ピンポイントで補強するスタイルのため、ここまでは既存戦力の契約更新が中心で大きな動きはない。いかに得点力をアップさせるかが新シーズンで巻き返すポイントになりそうだ。
■FW編
2020年シーズンにチームトップの15得点したブラジル人FWレアンドロ・ペレイラがレンタル期間満了で退団。完全移籍を打診したなかで、金額面の開きを埋められずに断念する結果となった。首尾よくストライカーを補強できるかが大きな鍵を握るのは間違いないだろう。
■MF編
完全復活したMF青山敏弘をはじめ、MF森島司、MF川辺駿、MF東俊希、MF浅野雄也らレギュラー陣がこぞって契約更新している。
2020年シーズンに32試合に出場して5得点した浅野(23歳)のほか、森島(23歳)、東(20歳)、愛媛FCからレンタル復帰するMF長沼洋一ら東京五輪世代のさらなる成長に期待したいところだ。
■GK&DF編
現時点でDF櫛引一紀(→大宮アルディージャ)以外、退団選手はいない。主力ではDF佐々木翔が契約更新はまだしていないが、2020年シーズンの主力がベースとなるのは間違いないだろう。
ヴァンフォーレ甲府から完全移籍となったDF今津佑太が新たな風を吹かせるか、注目される。
[ftp_del]
[/ftp_del]
(FOOTBALL ZONE編集部)