「彼は良いプレーをした」 “5キロ減”のバロテッリ、新天地デビュー戦開始4分でゴールの活躍
セリエBのモンツァFWバロテッリが試合開始4分でデビュー戦ゴール
元イタリア代表FWマリオ・バロテッリが、今月に加入したセリエBのモンツァで2020年12月30日にデビューし、セレルニターナ戦で試合開始直後4分にゴールするなどの活躍を見せてチームを勝利に導いた。
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昨季に故郷のブレシアと契約したバロテッリは、セリエAで19試合5ゴールの成績を残したが、首脳陣と衝突。結果的にわずか1シーズンで契約解除となり、次のチームが見つからないまま新シーズンが始まっていた。
そして今月、過去にプレーしたACミランの会長を長らく務めた元イタリア首相のシルビオ・ベルルスコーニ氏が2018年に買収したモンツァに加入。最高経営責任者(CEO)はアドリアーノ・ガリアーニ氏で、クリスティアン・ブロッキ監督がチームを率いるという、完全に過去のミランと同じ上層部のクラブだ。ガリアーニ氏はバロテッリにラストチャンスを与える意向をイタリアメディアに報じられていて、温情込みでの加入になったとみられていた。
イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」によると、バロテッリの契約は年俸換算で25万ユーロ(約3000万円)とされ、7月に100キロを超えていた体重を、ここ20日間で5キロ絞ってデビューにこぎつけたという。
首位サレルニターナとの一戦でスタメン出場すると、前半4分にゴール。その後、2回オフサイドに取り消されるシーンがあったもののゴールに迫った。モンツァは3-0で勝利し、ブロッキ監督は「確実に彼は良いプレーをしたが、どう考えても現状が100パーセントのコンディションであるわけはない」と、さらに向上の余地があることを語っている。
この勝利でモンツァは3位に浮上している。セリエBは上位2チームが自動昇格し、3位から8位は昇格プレーオフとなる。ミラン黄金期を築いた幹部のセリエA返り咲きを、イタリアサッカー界の問題児はゴールによって導くことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)