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2戦連発も悔しさ露わのドルトムント香川 「勝たないと意味がない。それが全て」
控え組で意地を見せた”ダービー男”
昨年11月8日に行われたホームでのシャルケ戦(3-2)でも先制ヘッドを決めており、ダービーマッチで2戦連発となった。香川はドルトムントの加入1年目の2010-11シーズン、この伝統のダービーマッチで世界屈指の名手、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(現バイエルン・ミュンヘン)を擁するシャルケから2得点を奪う大活躍を見せ、ドイツ中にその名を知らしめた。そして、ドルトムントサポーターの心のアイドルとなっていた。
結局、この日の試合は2-2のドローに終わった。「勝ちたかったですし、悔しい引き分けです」と語った香川は、ダービーではキャリア通算4点目となったが、「勝たないと意味がないので……それが全てです」と言葉を振り絞った。
この日はUEFAヨーロッパリーグ準々決勝リバプールとの第2戦を見据えて、トーマス・トゥヘル監督は大幅にメンバーを入れ替えていた。控え組として出番が訪れた香川は、前節ブレーメン戦に続くゴールで指揮官に意地を見せた格好となった。
「これで勝っていれば良いんですけど、勝っていないので、素直にうれしいというわけではないですね」
勝ち点3を奪えなかった無念さをにじませていた香川だが、ダービーでの華麗な一撃は定位置を失った今季後半戦での完全復活に向けて大きな追い風となるはずだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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