2戦連発も悔しさ露わのドルトムント香川 「勝たないと意味がない。それが全て」

芸術的なループ弾で今季7得点目も宿敵シャルケに2-2ドロー

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は、伝統の一戦「ルール・ダービー」で輝きを放った。10日に行われた敵地シャルケ戦の後半4分、芸術的なループシュートで先制点をもたらした。試合は2-2のドローに終わったため、香川は「勝たないと意味がない。それが全て」と悔しさを爆発させている。ブンデスリーガ公式サイトが報じている。

 「小さな魔法使い」が突如目覚めた。

「後半は相手(のペース)が落ちた。やはりああいう流れになるのは分かってましたし、厳しい試合になるのも分かってた。そういう意味では後半が勝負になると思ってた。スペースが空いたりしてきたなかで、チャンスは作れると思いました」

 先制点が生まれたのは後半4分だった。香川は中盤で前を向くと、前線に走り込んだMFライトナーへ縦パスを送る。ライトナーは倒れ込みながらリターンパスをつなぐと、香川はGKの動きを見切り、ダイレクトでループシュート。美しい弧を描いたボールは見事にネットを揺らした。リーグ戦では前節ブレーメン戦に続く2試合連続ゴールで、今季7得点目となった。

「しっかりと冷静に試合に入れましたから、ああいう判断ができたと思います」と技術、センス、創造性と香川らしさが詰まった一撃を振り返った。

 

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