作陽、2点差から巻き返しPK戦で星稜を撃破! “名門対決”を制して初戦突破
作陽が星稜とのPK戦を5-3で制し2回戦に進出
第99回全国高校サッカー選手権は31日、等々力陸上競技場で星稜(石川)と作陽(岡山)が対戦し、80分間を2-2で終え、PK戦の末に5-3で作陽が制し、初戦を突破した。
2014年に優勝を経験した星稜だが、昨年は選手権出場を逃していた。2年ぶりの本大会出場となったが、初戦では3年ぶり出場となる作陽と顔を合わせた。試合が動いたのは前半18分、DF西尾友希が強靭な肩からロングスローを放り込むと、こぼれ球を拾ったDF中尾海世のシュートが相手DFの足に当たってネットを揺らし、ワンチャンスをものにした。
さらに前半アディショナルタイム、星稜はペナルティーエリア手前でFKを得ると、キッカーを務めた主将のFW千葉大護が右足を振り抜き、ゴール右に突き刺して追加点。効率的なカウンターを軸に2点のリードを奪って前半を折り返した。しかし、後半に入ると、流れは一気に作陽へと傾く。
ハーフタイム明けから果敢に作陽が攻め込むと、後半10分にFW杉本翔がクロスに対して打点の高いヘディングで合わせてネットを揺らすと、同26分には右サイドのクロスに再び杉本が飛び込んで強烈なヘディング弾を叩き込み、立て続けのゴールで同点とした。
その後、一進一退の攻防となるが、試合は2-2で終了し、PK戦に突入。2本目まで両チームともに成功したが、星稜は3人目のキッカーが外してしまう。4人目は双方決めたなか、作陽は今日2ゴールの杉本が5人目のキッカーとしてシュートを成功させ、PKスコア5-3で作陽が“名門対決”を制した。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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