芸術ループ弾の香川に独メディア評価真っ二つ! 「驚嘆すべき」「一見の価値あり」と絶賛も…

最高点タイから平均点評価まで…

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は10日の敵地シャルケ戦に先発フル出場し、華麗なループシュートで2日のブレーメン戦(3-2)に続く2試合連続ゴールを決め、ダービーでの勝負強さを見せつけた。芸術弾を決めた香川に対し、独メディアは「驚嘆すベきゴール。一見の価値あり」と絶賛しつつも、試合は2-2の引き分けに終わったことから辛口評価も出ており、復活の「小さな魔法使い」に対する評価はトップタイから平均点まで完全に真っ二つに分かれている。

 「小さな魔法使い」の異名に相応しい最高級のゴールだった。後半4分、香川がMFライトナーがエリア内で体を張って落としたボールをダイレクトで鮮やかなループシュートを放った。シャルケGKフェアマンの頭上を越えてゴールに吸い込まれていった。鮮やかな一撃でチームに欲しかった先制点をもたらした。これが香川にとっては今季7得点目だった。

 その後、同6分にシャルケのドイツ代表MFサネが左足で決めて同点。ドルトムントも同11分にDFギンターのヘディングシュートが決まって勝ち越すも、同21分にフンテラールのPKで食らいつき、2-2で試合終了のホイッスルを迎えた。

 独地元紙「WAZ」の採点(1が最高、6が最低)で、チームトップ評価を受けたのは、後半から途中出場し、攻撃陣を引っ張ったMFはムヒタリアンで2点。PK献上のDFソクラティスをはじめ、MFサヒン、FWラモスの3人が4点で最低だった。先制ゴールの香川は平均点といえる3点。鮮やかなシュートは賛辞の対象となったものの、ヒーローになり損ねたと厳しく言及された。

「ハーフタイム直後、ペナルティエリアの端からボールをすくい上げて得点した。それは驚嘆すべきもので、一見の価値のあるものだった。その後、3-2にすべき場面(後半26分)があったが、シャルケGKフェアマンまで11メートルの距離のシュートを失敗した」

 香川は勝ち越しのチャンスを逃した。MFプリシッチからの右クロスに中央で合わせたものの、シュートはGK正面をついてしまった。

 

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