「小さな魔法使い」完全復活! ドルトムント香川がシャルケとのダービー戦で圧巻ループ弾も2−2ドローに

後半4分に華麗なワンツーから今季7ゴール目ゲット!

 ブンデスリーガ2位のドルトムントは10日、敵地でシャルケと対戦した。ルール地方を本拠地とするライバル同士の伝統の対決「ルール・ダービー」は壮絶な打ち合いの末、2-2の引き分けに終わった。日本代表MF香川真司は公式戦3試合ぶりの先発でフル出場。後半4分に芸術的なループ弾で先制点を決めるなど、相性の良いダービーでまたも結果を残した。

 ミッドウィークにはUEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝のリバプールとの敵地第2戦を控えるなど過密日程ということもあり、ドルトムントは主力のMFムヒタリアン、MFロイス、FWオーバメヤンといった前線の主力がベンチからスタートとなった。3-4-3システムで、香川は3トップの左でスタートした。

 スコアレスで折り返した後半に試合は大きく動きだした。その口火を切ったのは香川だった。

 拮抗した展開の中で迎えた後半4分。香川は中盤で前を向くと、前線に走り込んだMFライトナーへ縦パスを送る。ライトナーは倒れ込みながらリターンパスをつなぐと、香川は相手GKの動きをよく見て、ダイレクトでループシュートを放った。これが美しい弧を描いてネットに吸い込まれていった。前節ブレーメン戦で同点弾を決めていた香川は2試合連続ゴールとなる、今季7点目となった。

 香川は昨年11月8日にホームで行われたシャルケ戦(3-2)でも先制ヘッドを決めた。加入1年目の2010-11シーズンにも世界屈指の名手、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(現バイエルン)を擁したシャルケから2得点を奪う大活躍を見せ、ドイツ中にその名を知らしめた。そして、ドルトムントサポーターの心のアイドルとなった。「ルール・ダービー」では抜群の相性を誇っている。

 

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