“赤い彗星”東福岡が桐蔭学園を2-0で撃破 選手権開幕屈指の好カードを制して初戦突破
東福岡が桐蔭学園に2-0の勝利 エースの日高が2得点の活躍
第99回全国高校サッカー選手権は31日、等々力陸上競技場で東福岡(福岡)と桐蔭学園(神奈川)の開幕戦を行い、東福岡が2-0で勝利。開幕屈指の好カードを制し、“赤い彗星”が2年ぶりの選手権で初戦を突破した。
選手権の常連で“赤い彗星”と評される東福岡だが、昨年は6年間続いていた連続出場を途絶える憂き目に遭った。その雪辱を胸に今年は2年ぶりの出場となった。一方、桐蔭学園は、県大会決勝で桐光学園との激戦を制し、3年ぶりの出場権を勝ち取った。
開幕屈指の好カードとなった一戦は、前半34分に桐蔭学園がCKから立て続けに決定機を迎えるも、GK原勇輝が連続セーブでチームを救う。すると直後の同35分、MF青木俊輔が左サイドを力強いドリブル突破で打開すると、柔らかなクロスをゴール前に供給。走り込んだFW日高駿佑が冷静に押し込んで先制点を奪った。
さらに前半アディショナルタイム、ゴールに背を向けた状態で相手マークを背負った日高が浮き球のパスに対し、華麗なボールタッチを披露して置き去りにすると、左足を振り抜いてゴール右隅に沈めた。後半は桐蔭学園が攻め込む時間が続くが、東福岡は徹底した堅守でリードを守り抜き、攻守において持ち味を存分に発揮した勝利で初戦を突破した。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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