堂安は「ブンデス前半戦の勝者」と独紙評価 来季去就にも注目「買い取りに6億円かかるが…」
独紙が18クラブの前半戦「勝者と敗者」を特集、ビーレフェルトの勝者に堂安を選出
2020年の日程を終えたブンデスリーガについて、ドイツ紙「ビルト」が全18クラブからシーズン前半戦の勝者と敗者を1人ずつ取り上げる特集記事を掲載し、ビーレフェルトでは、日本代表MF堂安律が「前半戦の勝者」と評価されている。また、来季以降の堂安の去就を巡って、驚くべきプランも練られているようだ。
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今夏オランダのPSVから期限付き移籍でビーレフェルトに加入した堂安は、ここまでリーグ戦全13試合に出場。第10節マインツ戦(2-1)では1ゴール1アシストの活躍でドイツ誌「キッカー」から同試合のマン・オブ・ザ・マッチと、同節の週間ベストイレブンに選出されるなど、攻撃の組み立てやチャンスメークの場面でチームに大きく貢献している。
“助っ人”として期待通りのパフォーマンスを披露していることで、堂安の去就にも注目が集まっている。ビルト紙は、「ビーレフェルトが奮発して堂安を獲得できたのは、堂安自身のお陰とも言える。彼は年俸がPSV在籍時より約15パーセント減ることを契約成立時に受け入れているからだ。現在、ビーレフェルトは約100万ユーロ(約1億2000万円)の年俸を堂安に支払っている」と堂安のビーレフェルト加入の経緯について説明。さらに元々経営規模が小さく、新型コロナウイルスの感染拡大によって財政状況が悪化しているビーレフェルトが、今後も堂安を引き留めておくための方法についても言及している。
「堂安が来季以降もビーレフェルトに留まるというのは、クラブがブンデスリーガ残留を達成した場合にのみ有り得る話だ。ビーレフェルトがひとまず買い取りオプションを行使して堂安を買い、その後再び堂安をどこかに売却すれば、買い取りオプションにかかる500万ユーロ(約6億円)の費用は実質的には支払う必要がない。上手くいけば来季も堂安をレンタルできる可能性もある」
ドイツの移籍情報サイト「Transfermarkt」によると、現在の堂安の市場価値は630万ユーロ(約7億6000万円)で、今後の活躍次第で市場価値のさらなる高騰もあり得る。そのため、ビーレフェルトがPSVに買い取りオプション用の費用として500万ユーロを払った後に他クラブに売却すれば、PSVに払った金額を回収できるだけでなく、手元に残った差額を使って売却先から堂安を再びレンタルすることもできるというのが、同紙の主張のようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)