アジア大会連覇を目指すU-21日本代表がドタバタの韓国入り 手倉森監督は「気は長く、心は広く」
搭乗便が2時間40分遅延するトラブル
U-21日本代表は12日、韓国・仁川で行われるアジア大会に向け、羽田空港を出国したが、フライトが2時間40分も遅延となるトラブルに巻き込まれた。14日に迫る大会初戦クウェート戦に向けた調整に影響を与えかねないドタバタ劇となった。
2014年のブラジル・リオデジャネイロ五輪に向かうチームはアジア大会連覇を目指し、ここまで千葉県内で調整を実施。手倉森誠監督は「移動に時間をとられたけど、いい所まで調整はできている。柔軟に対応して、満足いくところまで練習ができたと思っている」と語った。
当初は午前8時30分発の予定だったが、前日の空のダイヤの乱れのあおりを受け、出発が11時10分まで待たなければいけなかった。
選手らは韓国到着後に選手村に立ち寄って大会IDを受け取り、そのまま練習場に直行。リカバリーのトレーニングを行った後、ミニゲームを行った。約2時間、軽めの調整でクウェート戦に備えた。
「ドタバタでイライラしていたら、自分のことをコントロールできてないという証拠になってしまう。気は長く、心は広く。勝つことに集中するだけ」
アウェーでの大会に向け、トラブルにも泰然自若とした態度で臨むことを強調した手倉森監督はクウェート戦について、「明日のトレーニングでは、クウェートの対策を選手にすり込んで、勝つ準備一本でいきたい。国を代表して乗り込んできたので、全選手団にスイッチを入れるという意気込みでやりたい」と初戦白星に気合いを入れ直していた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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