FIFA公式「無名のストライカー5人」に現役Jリーガー選出 「驚くほどの速さで…」
JリーグMVP、得点王、ベストイレブンを受賞した柏FWオルンガにFIFAが脚光
国際サッカー連盟(FIFA)は、2020年に無名ながらも輝きを放ったストライカー5人を公式サイトで特集し、そのうちの1人として、JリーグMVPと得点王、ベストイレブンを受賞したケニア代表FWオルンガを選出。J1リーグで32試合28ゴールを記録した助っ人ストライカーに脚光を当てている。
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オルンガは2018年夏に柏に加入するも、同年にはJ2降格を経験。昨季はリーグ戦30試合で27得点を挙げ、最終節の京都サンガF.C.戦では1試合8得点という歴史的快挙を成し遂げた。J1に昇格した今季は規格外のフィジカルを生かし、32試合で28得点をマーク。2位の鹿島アントラーズFWエヴェラウドに10点差をつける独走で得点王に輝いた。
圧倒的な得点力を見せつけたオルンガは、アフリカ出身選手としては初となるMVPも受賞。さらにはベストイレブンにも名を連ね、20年のJ1リーグで特大のインパクトを放った。そんなオルンガの活躍ぶりにFIFAも注目。「あまり知られていないが、驚くほどの速さでネットの裏にシュートを打つ選手もいる」と綴り、世界的に無名ながらも、目を見張るパフォーマンスを見せたストライカー5人を選び、その1人にオルンガを挙げている。
オルンガは、キューバ出身のマルセル・エルナンデス(CSカルタジネス/40試合31ゴール)、デンマーク出身のカスパー・ユンカー(FKボテグリムト/25試合27ゴール)、アルゼンチン出身のラミロ・ロッカ(CSDムニシパル/27試合26ゴール)、エストニア出身のラウノ・サピネン(FCフローラ・タリン/28試合26ゴール)と並んで選出。今後のW杯予選で各国代表チームに招集される可能性の高い選手としても焦点を当てられている。
記事では、オルンガのこれまでのキャリアに加え、日本で活躍を遂げた背景にも触れられており、「成功の起因はハードワークと、すべてが失われたと思っている時でも集中し続けること。それは、自分が偉大なことを成し遂げることができると信じて、ピッチ上で驚異的なことをすることだ」と、4月に「FIFA.com」に語ったとされる本人のコメントも紹介。得点源として昇格1年目のチームを7位に導き、J1得点王に輝いた活躍ぶりを踏まえ「その努力は確実に報われた」と称えている。
20年シーズンの活躍から現在、中東移籍の可能性も浮上しているオルンガ。規格外のパフォーマンスで国外にも強烈なインパクトを与えた26歳のケニア人ストライカーに、熱視線が注がれているのは間違いないようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)