「決定の背景に何が?」 ボタフォゴ退団濃厚の本田に現地注目「ロッカールームの摩擦が…」
ボタフォゴ退団が濃厚と報じられる本田にブラジルメディアも注目
今年1月にブラジル名門ボタフォゴに加入したMF本田圭佑は、近日中に退団する可能性が現地メディアで報じられている。そんななか、大手ブラジルメディアは「内部摩擦、適応問題、分野外の連携…。ホンダとボタフォゴの関係が終焉」と見出しを打ち、退団が濃厚となった背景を伝えている。
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本田は昨年12月にオランダ1部フィテッセを退団後、今年1月31日にボタフォゴへ1年間の契約で移籍。ブラジル初挑戦のシーズンでキャプテンマークを託される試合も数多くあった。一方、チームは成績不振により今年だけで4度の監督交代を経験するなど、2部降格の危機が現実味を帯びてきている。
そんななか、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は「内部摩擦、適応問題、分野外の連携…。ホンダとボタフォゴの関係が終焉」と見出しを打ち、近日中に本田の退団が正式発表されると伝えている。そして、「決定の背景には何があるのか?」と、本田が退団を決断したとされる背景に迫った。
「負傷と欧州市場からの関心は、退団の主な要因であると言える。しかし、それだけではない。ブラジルサッカーへの適応の難しさは、本田に重くのしかかった。文化、時差、天気への順応に苦労し、100%を発揮できなかった。もう一つの要因は、ロッカールームの摩擦にある。この日本人は、同僚の習慣や姿勢に不満を抱いていた。同時に、外国人がキャプテンを務めることを、同僚もあまり快く受け入れてはいなかった」
さらに、「期待を下回る結果」として、ピッチ内のパフォーマンス以外にも言及。「ボタフォゴはこの日本人のイメージを生かし、国際的に認知度を高め、サポーターを惹きつけ、会員とともに資金を集め、グッズを販売するプランを抱いていたが、計画はアイデアの領域にとどまり、分野外の結末も散々だった」と、マーケティング面での失敗も指摘した。こうした“背景”が事実とすれば、ボタフォゴの抱える問題は根深いものだと言えるだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)