名門ベレーザ、哲学を貫き皇后杯4連覇 4-3の死闘…「素晴らしい決勝」を生んだ姿勢
「ボールを持って次の1点を取って勝つという哲学を見せられた」
「この大会は唯一、女子サッカーが全国で放送される。誰から見てもポジティブに見てもらえるのは、リスクを背負って攻めること。多くの得点が入ることを意識したところはある。細かいことを言えば、裏をやられる回数(の多さ)、守らないといけない時間に変わらないプレーをすることに賛否両論はあると思う。ただ、我々はボールを持って次の1点を取って勝つという哲学を見せられた。レッズさんと一緒に素晴らしい決勝ができたと思う」
浦和はフィジカル的な強さのある菅澤とFW高橋はなによる2トップを生かしたが、決して自陣に守備を固めてFW任せのサッカーをしたわけではなく、互いにボールを奪い合い、そしてゴールを奪う意欲の溢れる試合をしたからこそ、エンターテインメント性にも溢れ、攻撃的な魅力の詰まった決勝戦になった。最終的な勝負強さを発揮したベレーザは、あらためて日本女子サッカーのリーディングクラブであることを示した。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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