浦和レッズ、4選手の“放出”を発表 元日本代表DF鈴木大輔は千葉へ…3人が京都へ移籍

浦和レッズがDF鈴木大輔ら複数選手の移籍を発表【写真:高橋 学】
浦和レッズがDF鈴木大輔ら複数選手の移籍を発表【写真:高橋 学】

武富、荻原、福島が京都へ新天地を移す

 浦和レッズは28日、元日本代表DF鈴木大輔ら4選手の移籍を発表した。うち3人が期限付き移籍も含め、J2京都サンガへの移籍となる。

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 まず鈴木はJ2ジェフ千葉へ完全移籍。2019年加入からの2シーズンでリーグ戦は通算20試合の出場ながら、準優勝した19年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)では10試合に出場して主力として活躍した。

 鈴木は浦和を通じ、「浦和レッズに関わる全てのみなさん、2年間ありがとうございました。ファン・サポーターのみなさんが最高の雰囲気を作ってくれる埼玉スタジアムでの試合がいつも僕の人生で最高の瞬間でした。特に昨年のACL決勝での雰囲気はとても感動しました。あの悔しさも含めて忘れられない思い出です」と、メッセージを発した。

 そして、MF武冨孝介、GK福島春樹、DF荻原拓也の3人が京都へ移籍することを発表。武冨が完全移籍で、福島と荻原は期限付き移籍となる。

 旧浦和市(現さいたま市)出身の武冨は柏レイソルから18年に加入したがあまり出場機会を得られず19年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍。そこでは来季から京都の新指揮官に就任する曺貴裁監督に重宝されたが、湘南を退任となり半年間で浦和に戻った。しかし、その際に発覚した右足中足骨の骨折からの復帰に時間がかかり、浦和で主力としては活躍できなかった。

 武冨は浦和を通じて「このサッカーの街にプロになって戻ってきて、改めてこの街の人たちはサッカーが大好きだなと思いましたし、すごく浦和レッズは愛されているクラブだなと感じました。試合に出られないとき、長い間怪我をしてモチベーションを保てないときも埼玉スタジアムでみなさんの熱い声援や熱い姿勢を見て、毎回このピッチに戻ってプレーしたいと思わせてもらいました」と感謝の言葉を残している。

 また、福島は専修大学時代にユニバーシアード日本代表にも選出された実力者だが、元日本代表GK西川周作の牙城は崩せず。19年ACL決勝の第1戦で、西川が警告累積により出場停止になったゲームでゴールを守ったのが浦和でのハイライトになっている。

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