チリ代表MFビダル、古巣ユベントスとの接触を否定 「話をしていない」
バルセロナからインテル入りした理由は名将コンテの存在
イタリア・セリエAの強豪インテルのチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが、今夏の移籍市場でのインテル入りに関して噂された古巣ユベントスとの接触や、アントニオ・コンテ監督との信頼関係について、イタリア衛星放送局「スカイ・スポーツ」に話している。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
ビダルは今夏、かつてユベントスで指導を受けてアントニオ・コンテ監督の熱望も受けてスペインの強豪バルセロナからインテル入りした。一方で同様にユベントスがビダル獲得に動いているという報道もあったが、ビダル本人は「ユベントスと話はしていないし、インテルというよりはコンテと話し、再び一緒に仕事をするチャンスがあったので『イエス』の返事をした」と話す。
それだけコンテ監督との信頼関係が厚いビダルだが、「私は過去にユベントスでしていたように、監督と仕事をしている。これはバイエルンやバルセロナでは欠けていたこと。コンテの下に戻るのは本当に楽しい」と、最高の関係であることを強調した。
今季のインテルは首位のACミランと勝ち点1差でリーグ戦の2位につける一方で、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではグループステージで敗退した。リーグ優勝のライバルをミランではなくユベントスと見立て、「彼らは9年間勝利を収めており、最強のチームになるためのすべてを備えている」と話すビダルだが、リーグ優勝を宣言することを恐れることはないという。
「CLからの敗退は最も困難な瞬間でした。私にとってそれを勝ち取るのは夢だ。これは新しいプロジェクトであり、勝ちたいと切望している若いプレーヤーがいる。CL敗退は悲しいが、まだ二つの目標(国内カップ戦とリーグ戦)がある。私たちは最善を尽くさなければならない。『スクデット(リーグ優勝)』と宣言することを恐れない。インテルは昨年も勝利に近づいていたが、何かが欠けていた。今はミスを減らす必要がある」
9連覇中のユベントスがアンドレア・ピルロ新監督の下で敗戦こそ1試合だが引き分けの多い勝ち切れない試合を続け、ミラノ勢の復権によりリーグ優勝争いが混とんとするなかで「冬のスクデット」と呼ばれる首位ターンは逃したインテルだが、2009-10シーズン以来のリーグ制覇にビダルの力は間違いなく必要なはずだ。
[ftp_del]
[/ftp_del]
(FOOTBALL ZONE編集部)