“構想外”のPSGイカルディ、イタリア帰還は難航!? 「反イタリア条項」を伊メディアが指摘
イタリアへ移籍する場合は18億円の追加支払いが発生
フランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)は現地時間24日、トーマス・トゥヘル監督が解任され、マウリツィオ・ポチェッティーノ新監督の就任という報道がなされた。迎える冬の移籍市場では、アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの去就が注目されている。
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イカルディは約1年半前の移籍市場において、その前シーズンに首脳陣や当時のスパレッティ監督と完全に関係の破綻したイタリア・セリエAの強豪インテルからPSGへ移籍した。代理人であり、妻のワンダ・ナラ氏の仕事にも絡んで国内移籍を望んだだけに難航し、移籍市場の最終日にようやくPSG行きが決まっていた。
その初年度となった昨季は存在感を発揮したものの、今季はここまで5試合出場2ゴールという成績で居場所がなくなりつつある。トゥヘル監督は若きイタリア代表FWモイーズ・キーンを選択し、もし監督交代がなければイカルディが冬の移籍市場でチームを去る可能性は浮上していた。
イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では、1年半前に国内移籍を望むイカルディと、国内移籍を阻止したいインテルの間で浮上した名前であるユベントスが再び俎上にのる可能性を報じている。
一方で、インテルとPSGの間には「反イタリア条項」がイカルディの契約に存在。最初の契約期間内にイタリアへ移籍する場合は1500万ユーロ(約18億円)の追加支払いが発生する。この存在がイタリアへの帰還を難しくしているという。
妻であり代理人であり、ピッチ外では常にお騒がせの存在というワンダ・ナラ氏のおかげもあってイタリアでは常に話題になっていたイカルディだったが、パリでは存在感を失いつつある。果たして、夫妻の望むイタリアへの帰還が叶うのかどうかは、ユベントス次第になりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)