アーセナルFW、疑惑のループ弾が話題 “ミスキック指摘”に反論「GKが飛び出しているのを見ていた」
英代表FWサカが後半11分にペナルティーエリア内右から意表を突くループ弾をお見舞い
アーセナルのイングランド代表FWブカヨ・サカは、現地時間26日のプレミアリーグ第15節チェルシー戦(3-1)の後半11分、右サイドから相手GKの頭上を抜く鮮やかなゴールを決めた。ミスキックにも見える“疑惑のゴラッソ”だが、本人は試合後に“狙い通り”と豪語して話題になっている。
プレミアリーグで勝利から遠ざかり、降格圏目前の15位まで順位を落としていたアーセナル。ボクシング・デー(12月26日)で宿敵チェルシーとのビッグロンドン・ダービーに臨んだ。
ミケル・アルテタ監督は負傷明けの19歳FWガブリエル・マルティネッリ、20歳のMFエミール・スミス=ロウ、19歳のFWサカら若手選手を多く前線に起用。前半34分にフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットのPKで先制し、同44分にはスイス代表MFグラニト・ジャカの強烈な直接FKで突き放して、2点リードで前半を折り返した。
そして2-0で迎えた後半11分、ペナルティーエリアの右角でパスを受けたサカは利き足とは逆の右足で浮き球を中央に向かって蹴り込んだ。これがチェルシーGKエドゥアール・メンディの頭上を超えるループシュートとなり、左のゴールポストを叩いてそのままゴールに吸い込まれた。
試合の行方を決定づける重要なこのゴールだが、現地レポーターやファンからもクロスのミスキックだったとの見方がされている。それでも本人は試合後に狙っていたと話し、注目を浴びている。
サカは英衛星放送「スカイ・スポーツ」のレポーター、ジェフ・シュリーヴス氏に「あれは狙っていたのか?」と聞かれると、「もちろんさ」と断言。さらに自身のツイッターでも「彼(GK)が(ゴール)ラインから飛び出しているのを見ていた」とウインクの絵文字とともに投稿し、大きな反響を呼んでいる。
英紙「メトロ」はこうしたサカのコメントを紹介し、「アーセナルのスター、ブカヨ・サカはチェルシー戦の驚異的なゴールは意図的だと主張した」との見出しで取り上げた。
サカの活躍などで8試合ぶりの勝利を収めたアーセナルは勝ち点を17に伸ばし、暫定14位に浮上した。