本田奮闘も逆転負け… 解任危機のミラン指揮官が感じた王者ユーベとの決定的な2つの差とは

5戦未勝利のミハイロビッチ監督が語った「不運」と「絶対守護神」の存在

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、9日のユベントス戦で1-2の逆転負けを喫した。ミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は2つの敗因を指摘。不運と相手の絶対守護神ジャンルイジ・ブッフォンの神がかり的なセーブと話している。イタリア衛星放送局「スポーツ・メディアセット」で語ったもの。

「敗戦に値しなかったのに敗れたゲームについて話すのは難しい。私たちには高いハードルがあったが、全く運がなかった。我々は高い位置でゲームを運んでいた。そして、選手たちからは勝利への欲求と個性、インテンシティーを見ることができた。ユベントスと互角の戦いができたことは、イタリア杯の決勝に向けて自信になる」

 指揮官は、内容的にはユベントスに劣っていなかったと話した。確かに、1-1となってから最初に勝ち越しのビッグチャンスを迎えたのはミランだった。しかし、後半6分の決定機ではユベントスのGKブッフォンに神がかり的なセーブを連発されてゴールを守り切られた。前半13分にはFWマリオ・バロテッリのゴール左隅を強襲した強烈なFKにも完璧な反応でセーブするなど、ミランは38歳のイタリア代表GKの牙城を崩しきれなかった。

「ブッフォンは重要なセービングを2回か3回は見せたはずだ。違いを見せつけられた。だが、こうした決意のある試合を続けていかなくてはいけない。これがメンタルに好影響を及ぼしてほしい。このようにプレーすれば、良いゲームができるんだというね」

 

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