世界を魅了する“天才キッカー”中村俊輔 歴史に残る「珠玉のFK弾ベスト10」
世界的な名GKが一歩も動けず
■5位
2016年4月2日 J1ファーストステージ第5節
G大阪 1-2 横浜FM
37歳で迎えた16年シーズン。G大阪、そしてGK東口を相手に2シーズン連続でFKを決めてみせた。ゴールまで25メートルほどの位置からカーブのかかった鮮やかな一撃をゴール右上隅に蹴りこんだ。東口もわずかにボールに触れたが、それ以上はなす術がなかった。この得点により、自らが持つJ1でのFK最多得点記録を「22」に伸ばした。(2016年4月時点)
■4位
2006年9月13日 UEFAチャンピオンズリーグ GS第1節
マンチェスター・U 3-2 セルティック
名門ユナイテッド、そして“夢の劇場”と呼ばれるオールド・トラッフォードでの一戦。中村の放った左足の一撃は、壁の上を越えてゴール右に突き刺さった。元オランダ代表のGKエドウィン・ファン・デル・サールが一歩も動けない完璧な一撃だった
■3位
2003年6月20日 コンフェデレーションズカップ2003 GL第2節
フランス 2-1 日本
当時世界屈指の強豪国だったフランスとの一戦。ゴール左寄りで得たFK、キッカーの位置にはG大阪のMF遠藤保仁と中村が並んだ。中村はファーサイドを狙うと、元フランス代表の名手GKファビアン・バルテズの横っ飛びも届かない正確なシュートが、右ポストを叩いて豪快にゴールへ決まった。