世界を魅了する“天才キッカー”中村俊輔 歴史に残る「珠玉のFK弾ベスト10」
日本代表GKの牙城を次々と崩した2015年
■8位
2003年5月3日 セリエA第31節
レッジーナ 2-3 ローマ
レッジーナ移籍1年目、強豪ローマを相手にFKを決めて実力を示した。このゴールによりセリエA初年度の得点数を7とした。ゴール右隅を目掛けたキックは元イタリア代表GKイバン・ペリッツォーリの手をかすめ、ゴール右ポストを叩いてゴールネットを揺らした。
■7位
2015年7月19日 J1セカンドステージ第3節
G大阪 2-2 横浜FM
ゴールほぼ正面からのFK。中村は自身から見て左寄りに作られた壁の上を越え、ポストをかすめるシュートで日本代表GK東口順昭が守るゴールを打ち破った。美しい弧を描いたシュートを前に、代表戦士の東口もただ見送ることしかできなかった。このシーズン、中村は現役日本代表の浦和GK西川周作、仙台GK六反勇治からもFKで得点を奪う離れ業を成し遂げた。
■6位
2000年6月11日 キリンカップ第1戦
日本代表 1-1 スロバキア
当時の中村はまだ21歳。ゴール正面やや右寄りのFKのチャンスで、中村は元日本代表MF三浦淳宏(当時)と並んでボールの前に立った。先に三浦が助走をとってボールの上をまたぎ、中村が左足を振り抜くと、回転のかかったシュートは右ポストを直撃してそのままゴールイン。大きなインパクトを与えたFKだった。