世界を魅了する“天才キッカー”中村俊輔 歴史に残る「珠玉のFK弾ベスト10」
左足から生み出された数々の伝説をランキング形式で紹介
横浜F・マリノスの元日本代表MF中村俊輔は、圧倒的なテクニックと得意のセットプレーを武器に今なお色褪せない輝きを披露している。4月2日のG大阪戦では今季2点目となる直接FKを決め、自らが持つJ1でのFK得点記録を通算22ゴールへと更新した。
その活躍ぶりは海外メディアでも特集されるほどで、まさに”生ける伝説”として日本サッカー界に君臨している。
これまで幾度となくファンを魅了してきた中村のFKだが、今回は数あるFKの中から珠玉の10本を選出。ランキング形式で紹介する。
■10位
2012年10月27日 J1第30節
名古屋 1-1 横浜FM
0-1と1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイム、ゴールやや左寄りの位置で得たFK。中村は日本屈指の守護神GK楢崎正剛を相手に正確なFKを叩き込む。正確なキックは壁の上を越えてゴール左隅へ。楢崎も反応したが伸ばした手はわずかに届かず、シュートは左ポストを叩き、楢崎に当たってゴールラインを越えた。終了間際の同点ゴールということもあり、当時名古屋を率いていたドラガン・ストイコビッチ監督も頭を抱えた。
■9位
2013年10月27日 J1第30節
大分 0-1 横浜FM
右サイドの角度のない位置からのFK。中村はゆっくりと助走を取り、中の選手に合わせるかに見えたが、体をひねった鋭いシュートでGKの虚を突き直接ゴールを狙うと、大分ゴールのニアサイドを見事に破った。