ハノーファー“日本人コンビ”に明暗 独紙が前半戦採点…「信頼に足る存在」と評されたのは?

ハノーファーで共に活躍するMF原口元気(左)とDF室屋成【写真:Getty Images】
ハノーファーで共に活躍するMF原口元気(左)とDF室屋成【写真:Getty Images】

原口元気と室屋成が所属するハノーファーのシーズン前半戦をビルト紙が総括

 日本代表MF原口元気と同DF室屋成が所属するブンデスリーガ2部ハノーファーについて、ドイツ紙「ビルト」が「ハノーファーのためのクリスマス通信簿」と題した特集記事を掲載し、各選手のシーズン前半戦の採点と寸評を公開している。

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 今夏にFC東京から完全移籍でハノーファーに加入した室屋は、9月14日に行われたDFBポカール1回戦のヴュルツブルガー・キッカーズ戦(3-2)で公式戦デビューを飾ると、リーグ戦でも第3節ブラウンシュバイク戦(4-1)を除く全試合に出場。海外挑戦1年目ながら戦力としてチームに貢献している室屋について、同紙も「戦術面で難があるものの、戦う姿勢と学ぶ意欲を持ち合わせている。リーグ戦12試合出場のうち7試合が先発出場で、ここ数週間は信頼に足る存在であることをコンスタントに示していた」と評価し、及第点と言える採点3(1が最高点、6が最低点)をつけている。

 一方、今季でハノーファー在籍3年目の原口の寸評には厳しい言葉が並んだ。背番号10を背負い、攻撃の中心的存在としての活躍が期待されていた原口だが、今季出場した公式戦15試合での個人成績は1ゴール4アシストにとどまっており、同紙でも「ハノーファーの選手の中では唯一全公式戦に先発したが、大抵の場合は明らかに本調子ではなく、得点はブラウンシュバイクとのリーグ戦でしか決めていない。最近は6番(ボランチ)の位置でプレーすることもあり、安定はしているが輝きはない」と低調なパフォーマンスを厳しく批判し、採点も4となっている。

 シーズンの約半分となる13試合を終えてウインターブレイクに入ったブンデスリーガ2部で、ハノーファーは現在12位と出遅れている。ここからシーズン後半で巻き返して1部昇格を勝ち取るためには、室屋には現在のパフォーマンスを継続すること、原口にはさらなる奮起がそれぞれ求められているというのが、両選手のクラブでの現状のようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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