バイエルンDFアラバ、来夏争奪戦は必至か “交渉難航”を幹部吐露「限界まで譲歩したが…」
執行役員のカーン氏が交渉の現状に言及 「リミットを設けた」
バイエルン・ミュンヘンのオーストリア代表DFダビド・アラバは、来夏で契約満了を迎えることから去就が注目されている。バイエルンOBで現在は同クラブの執行役員を務めているオリバー・カーン氏は、ドイツメディアのインタビューで契約延長に向けた交渉が難航していることを認めた。
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ディフェンスラインと中盤のあらゆるポジションでプレーできるユーティリティー性と抜群のパスセンス、高い身体能力を武器にバイエルンの中心的選手として活躍してきたアラバ。その去就をめぐる報道は、契約が残り1年を切った今年夏から一気に過熱した。
契約延長を望むバイエルン側に対して、アラバの代理人であるピニ・ザハビ氏が年俸の大幅アップを要求したことから交渉は難航。交渉決裂を見越してレアル・マドリードやマンチェスター・シティ、ユベントスなど欧州のビッグクラブがアラバ獲得に動いているとの報道が各国メディアで出回るなど、アラバの動向は現在の欧州で最も注目される移籍話の一つとなっている。
アラバ側との交渉についてドイツ誌「シュポルト・ビルト」に質問されたカーン氏は、次のように現状を語った。
「我々はダビド・アラバのために赤い絨毯を敷き、限界とも言える地点まで譲歩したが、ダビドと彼の特別代理人であるピニ・ザハビは、この赤い絨毯の上に立とうとしなかった。それで、我々は絨毯を片づけた」
「ダビドを説得し、バイエルンに留まってもらうために我々はあらゆることを試した。彼を失うことは、経済的な部分だけでなく、他の面でも当然のことながら痛手だ。しかし、我々はこの件に関してリミットを設けた。サッカー界全体にとって困難で存続の危機にあるとも言える時期に我々がいるということを彼の代理人が認めようとしないのであれば、状況は新たな局面に入ることになるだろう」
現在のサッカー界は新型コロナウイルスの感染拡大による影響で大きな損失を被っており、世界屈指のビッグクラブであるバイエルンも例外ではない。そのため、アラバ側の要求を受け入れるのは困難であるとの見解を示したカーン氏。契約延長交渉が決裂すれば、これまでの名前が取り沙汰されてきたビッグクラブによる争奪戦となることは間違いないだろう。
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(FOOTBALL ZONE編集部)