来季就任のコンテ監督がナインゴランを高く評価

　来季からアントニオ・コンテ監督の就任が決定しているチェルシーが、ローマのベルギー代表MFラジャ・ナインゴラン獲得に向けて交渉を開始したと、英地元紙「ガーディアン」が報じている。

　ナインゴランはインドネシア人の父を持ち、アジアにルーツを持つベルギー代表MF。「忍者（Ninja）」の愛称を持ち、中盤ならどこでもプレー可能で、豊富な運動量で攻守両面で高い貢献度を見せる。

　以前からビッグクラブが関心を持っていると伝えられてきたナインゴランだが、現在獲得のポールポジションに立っているのはチェルシーのようだ。現在イタリア代表を率いるコンテ監督のお気に入りでもあり、ローマのワルテル・サバティーニSDはすでにロンドン入りして、交渉を開始しているという。

　ローマ側はナインゴランの移籍金は3500万ユーロ（約43億円）と見積もる一方で、チェルシーは約2500万ユーロ（約31億円）での獲得を希望。ベルギー代表とローマの契約は2020年までとなっている。

　チェルシーは同じくローマのギリシャ代表DFコスタス・マノラス獲得の可能性も模索していると見られている。コンテ新体制最初の補強は、イタリア首都クラブからの引き抜きになるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images