「ファンタジーパス」 メッシの“ペレ超え”弾演出…バルサ18歳の“足裏ヒール”アシスト称賛
メッシのバルサ通算644ゴール目をアシスト、ペドリのパスに海外メディア注目
バルセロナは現地時間22日に行われたリーガ・エスパニョーラ第15節バジャドリード戦で、3-0の快勝を飾った。この試合で絶対的エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、同一クラブでの歴代最多ゴール記録更新の偉業を達成したが、そのメモリアル弾を演出した18歳のスペイン人MFペドリの、華麗な“足裏ヒール”アシストが称賛を集めている。
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今季序盤戦で低調なパフォーマンスが続くバルサだが、ロナルド・クーマン監督はこの試合に向けて新システムの3-4-2-1を採用。2シャドーにメッシとペドリが並び、1トップにFWマルティン・ブライトバイテを置いた。
この采配が功を奏し攻撃のリズムを掴んだバルサは、前半21分にメッシのクロスからDFクレマン・ラングレが頭で合わせて先制。同35分には密集でのメッシらしい突破からパスを受けたDFセルジーニョ・デストがゴール前に折り返し、これをブライトバイテがねじ込んで2-0とした。
そして後半20分、華麗な連係から3点目が生まれる。ビルドアップから中盤でボールを受けたメッシが、MFフレンキー・デ・ヨングに縦パスを通すと、オランダ代表の司令塔は素早くターンして前にいたペドリにパス。ここでペドリはボールが足下に入りすぎてしまうものの、瞬時に“足裏ヒールパス”を選択して、自身の背後を駆け上がったメッシに渡すと、絶対的エースが最後は冷静に左足で決めた。メッシはこれでバルサ通算644ゴールとなり、ブラジルの英雄ペレがサントス時代に打ち立てた643ゴールという同一クラブでの歴代最多ゴール記録を更新した。
そんな歴史的なメモリアル弾を演出したペドリのアシストについて、スペイン紙「マルカ」が「ペドリからのファンタジーパス」と綴れば、海外サッカーサイト「BeSoccer」も「ペドリによる素晴らしいバックヒール」と称賛。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」も「カナリアはヒールパスで彼の偉大なクオリティーを示した」と称えるなど、18歳新星が放った輝きに海外メディアは賛辞を送っていた。