低迷続くミランの現状にCEOが嘆き節 「なぜこうなったのか、理解できない」

放出選手の活躍も「理解できない」

 開幕後から出ずっぱりのイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラはガス欠状態だが、強化責任者にはミランの苦しむ現状が理解できないようだ。

「去年は強豪から勝ち点を落とした。今年はその逆だ。理解できない。世の中的には優秀ではないと言われている選手が多くいたが、みんな移籍し、活躍している」

 1月にローマへ期限付き移籍で放出したイタリア代表FWステファン・エル・シャラウィは6ゴール2アシスト。同じくジェノアに移籍した元U-21スペイン代表のスソも前節フロジノーネ戦で豪快なゴールを連発し、ハットトリックを記録している。いずれも日本代表FW本田圭佑の、今季リーグ戦1ゴールを上回る結果を短期間で出している。

 ミハイロビッチ監督の解任への動きが表面化しているが、凋落の止まらない名門の病巣は、別のところにあるのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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