「ハーランドは次のステップに進む」 元ドイツ代表MF、“150億円超”も今冬の移籍を予想する理由は?
「バイエルンにとってのレバンドフスキと同じような存在」 元ドイツ代表MFマテウス氏が言及
ノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、オーストリア1部ザルツブルクで得点を量産し、今年1月にドイツのドルトムントへ移籍した。そこでもゴールをマークし続け、2019-20シーズンは最終的に40試合44ゴールを記録している。冬の移籍市場の幕開けが近づき、再びその周囲がにぎやかになってきたが、元ドイツ代表MFローター・マテウス氏は、次の一歩を踏み出すべきだと考えているようだ。スペイン紙「AS」が報じている。
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現在、ハーランドにはイングランドのリバプール、スペインのレアル・マドリードが大きな関心を寄せているという。ドルトムントは放出拒否の姿勢を示しているが、マテウス氏は20歳のストライカーを送り出すべきだと感じているようだ。
「彼が示した積極性はチームに反映されている。移籍市場が開けば、ハーランドはドルトムントを離れ、次のステップに進むことになるだろう。彼は準備ができているし、彼がブンデスリーガにいたことを誇りに思うべきだ」
「AS」によれば、「ハーランドは2022年まで1億2000万ユーロ(約152億円)の移籍金がかかる契約を結んでいる」ため、それ以前にクラブを離れることは予想されていなかった。しかし、爆発的な得点力を示し続けるストライカーは、天文学的数字となっている違約金を支払ってでも獲得する価値があると考えられ始めている。
マテウス氏は「20歳にして、彼は機械のようだ。突出したストライカーだ。ゴールで貢献するだけでなく、前向きな姿勢もチームにもたらす。代わりのきかない存在だ。ドルトムントにとってハーランドは、バイエルンにとってのロベルト・レバンドフスキと同じような存在だろう。最前線でゴールを奪う責務を果たすだけではなく、チームを引っ張っていく存在だ。彼は20歳にしてリーダーなんだ」と、絶賛した。
今シーズン、ここまでドルトムントで公式戦14試合に出場し、17点を挙げているハーランド。マテウス氏は、退団を予想しているが、新型コロナウイルスの影響により経営面でも打撃を受けているビッグクラブが、獲得に動くことになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)