今季J1MVPは柏FWオルンガ! 得点王&ベスト11との“トリプル受賞”「Jリーグはアジアの中でベスト」
柏FWオルンガが今季のMVPに 28ゴールで得点王、ベストイレブンにも輝く
柏レイソルのケニア代表FWオルンガは、22日のJリーグアウォーズにおいて今季のMVPに輝いた。得点王、ベストイレブンと合わせての受賞になった。
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オルンガは2018年夏に柏に加入すると、その年にはJ2降格となったが、昨年にJ1昇格に大きく貢献。そして今季、規格外のフィジカル能力を見せながら28点をマークして、2位のエヴェラウド(鹿島アントラーズ)に10点差をつける圧倒的な独走での得点王獲得となった。
その活躍によりリーグMVPの受賞となり、オルンガは「レイソルで初めての得点王、アフリカ人選手で初のMVPというのも光栄なこと」と喜びを語った。そして「この2020年は素晴らしいシーズンで、多くのゴールを決められた。それはレイソルのみんなのおかげで実現できたこと」と、感謝した。
その上でオルンガは「Jリーグがアジアの中でのベストのリーグとして、もっとアフリカ出身の選手にここでプレーしてほしい」と話す。現在、J2の京都サンガでプレーするナイジェリア出身のFWピーター・ウタカも例に挙げつつ、アフリカ出身の選手がJリーグで活躍するために必要なことを話した。
「アフリカ出身の選手の潜在能力は非常に高いと思うし、ピーター・ウタカがやっているけど、彼は本当に素晴らしい選手だと思う。日本のサッカーには異なる部分があり、日本人選手はかなり献身的にやっているので、それをうまく理解して自分の力を発揮することができれば、この難しいリーグでも良い結果を出せると思う」
オルンガはここ2年間、ネルシーニョ監督に学んでいることとして「勝つためにはハードワークは欠かせない。そういうメンタリティーを体で覚えさせることができた。彼は規律を重んじる。ピッチ外でも選手の行動、言動を見ながら判断しているから、それがチームの成功につながっていると思う。彼と一緒にサッカーをすることで色々なことを教えてもらい、ゴールにつながるための方法をチーム全体で求めてきているので、サッカーをする上で結果につながった」と、その指導も力になっていると話した。
Jリーグ歴代の外国人FWでも最強クラスとの呼び声も高いオルンガだが、来季もJ1の他クラブを恐怖に陥れる得点力を見せつけそうだ。