パトリック、発音バッチリの流ちょうな日本語の“宿題”を披露 努力にファン感嘆「指導者になって」「上手」

今季リーグ戦で9得点を決めたガンバ大阪FWパトリック【写真:小林 靖】
今季リーグ戦で9得点を決めたガンバ大阪FWパトリック【写真:小林 靖】

チームトップの9得点だったパトリックが公式ツイッターを更新

 ガンバ大阪のブラジル人FWパトリックが、公式ツイッターを更新した。今季リーグ戦33試合9得点でチームの得点源として活躍。天皇杯と来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得に貢献したブラジル人FWは真面目に日本語の勉強に取り組んでいる様子を公開した。“宿題”に挑戦しており、ファンから大反響を呼んでいる。

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 パトリックは2013年に母国ブラジルのアトレチコ・ゴイアニエンセから川崎フロンターレ期限付き移籍し、初来日。ヴァンフォーレ甲府を経て、ブラジルへ1度戻り、2014年夏にG大阪へ加入した。パトリックが加入後、降格圏の16位に低迷していたチームは、第15節ヴァンフォーレ甲府戦(2-0)から15勝3分2敗と“奇跡”のV字回復を見せ、勝ち点48を積み上げた。20試合で9点をマークし、宇佐美との名コンビで国内三冠へと導いた。

 16年10月には、右前十字靭帯損傷及び右外側半月板損傷により全治8カ月の大怪我を負い、母国で手術を受けた。クラブは功労者に対して、同年限りだった期限付き移籍の契約期間を17年夏までに延長。17年6月に退団し、広島へ渡った。18年には33試合20得点で得点ランク2位と活躍し、昨夏再び古巣のG大阪へ戻ってきた。

 長年Jリーグで活躍しているパトリックだが、「日本が大好き」と公言。16年1月には母国メディアに「日本国籍取得を検討している」と明かし、日本代表入りを目指し始めた。国籍取得には小学校2、3年生程度の日本語の読み書き能力が必要で、現在も語学習得のため努力を重ねている。今季は33試合に出場し、チームトップの9得点。天皇杯と来季のACL出場権獲得に貢献した。

 そんななか、パトリックは公式ツイッターを更新。日本語で「少し勉強しました。発音がうまくなくごめんね。日本語を覚えようと頑張っています。簡単ではなく難しいです。でも諦めません。ミンナとコミュニケーションを取りたいから。ありがとうミンナ教えてくれて」と綴って、動画を公開した。動画では「みなさん、宿題読みます」と呼びかけ、日本語で書かれたメモを流ちょうに音読している。

 ファンからは多くのコメントが寄せられており、「サムライブルーのユニフォームに早く袖を通して」「めっちゃ上手くなってるね」「心に刺さります」「日本の指導者になって」「しっかり意味が通じます!」「どんどん日本語じょうずになっていてすごい」と、感嘆する投稿が目立った。最近はヒーローインタビューも日本語で答えているブラジル人FWの努力する姿にファンも心打たれているようだ。

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