強豪相手には「良いメンタルで臨めている」

「戦術的なことで言えば、大きな問題は相手にスペースを消されてしまうこと。（下位チームはミランに）主導権を渡してきますからね。ただ、大きなクラブとの対戦では、我々はより良いメンタル面での準備ができている。それが大きな違いじゃないかと思いますね。誰もがチャンピオンズリーグでのプレーやタイトルを欲しているけれど、現実を見なければいけない。（ヨーロッパのカップ戦という）最低限の目標を達成することすら簡単なことではない。多くの勝ち点を必要としている状況です」

　そして、強豪ユベントスとの一戦に対して、相手の実力がミランを上回っていることを素直に認めつつも、勝機はあると強調している。

「僕らには全てが可能ですよ。それがユベントスに勝つことだとしても。ただ、それがものすごく難しいことは事実です。ユーベは我々よりも強く、特に伝統的なイタリアのチームで守備が素晴らしい。イタリアでナンバーワンのクラブだと思いますけど、僕らはローマやインテル、ナポリを相手にいいゲームをしている。良いサッカーをして勝ちたいと思っていますよ。まずはコンパクトに保って前半を0-0で終えること。そして、予想を覆したい。どんな試合展開にも対応できるようにしなければ」

　本田は「もし、リーグ戦で負けてもイタリア杯の決勝で勝てばOKか？」というやや意地悪な質問に、言葉を詰まらせながらも2連勝を狙っていると話した。