「まだ日本でプレーしたい」 福岡守護神、契約満了決定に新天地探しの“サポート”呼びかけ

GKセランテスは日本でのプレーを希望【写真:Getty Images】
GKセランテスは日本でのプレーを希望【写真:Getty Images】

2019年に加入し、ゴールマウスを守ってきたセランテスが契約満了で退団

 2016年以来のJ1昇格を決めたアビスパ福岡は21日、契約満了に伴い、スペイン人GKセランテスと来季の契約を更新しないことを発表した。31歳の守護神は、日本でのプレー続行を望み、自身のツイッターで「どうか私の新しいクラブを探すのを手伝って下さい」と呼び掛けている。

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 福岡は今季、リーグ最少失点の堅い守備を武器に、昇格争いを展開。徳島ヴォルティスに得失点差で及ばなかったものの、勝ち点84(25勝9分8敗)で自動昇格圏の2位に入り、2016年以来のJ1昇格を決めた。

 19日に生え抜きのMF鈴木惇の退団が決まったばかりだが、21日にはスペイン人GKセランテスの契約満了が発表された。

 世界最高峰のリーガ・エスパニョーラ出場経験も持つ守護神として2019年に加入したセランテスは、1年目からレギュラーの座を掴んでリーグ戦41試合に出場。今季は途中離脱もあってGK村上昌謙にポジションを譲る時期もあったが、12月6日のJ2リーグ第39節ツエーゲン金沢戦(2-2)で勝ち点1をもたらす決死の“足ブロック”を見せるなど、チームトップの26試合でゴールマウスを守っていた。

 セランテスはクラブから公式リリースが発表されたあと、自身のツイッターを更新。3つの投稿にわたって無念さと感謝の思いを綴った。

「2020年シーズンの応援ありがとうございました。クラブの決定についてとても悲しく、残念な気持ちです。私はこの2年間、私自身のベストを尽くして来ましたが、残念ながら頑張りが足りなかったようです。サポーターの皆様、応援して頂きまして本当にありがとうございました。この感謝では足りません。

 一緒に戦ってきたチームメイト、コーチングスタッフ、メディカルスタッフの皆さん、ありがとうございました。そして鈴木前強化部長、川森社長、アビスパでプレーする機会を与えてくれてありがとうございました」

 そして、セランテスは日本でのプレー続行の意向を示し、新天地探しのサポートを呼び掛けている。

「私は日本が大好きです。まだ日本でプレーしたいです。どうか私の新しいクラブを探すのを手伝って下さい」

 31歳のセランテスは味方に出す熱いコーチングにも定評があり、そのプレーを引き続きJリーグで見たいと思っているファンも多いはずだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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