清武弘嗣、“神トラップ”&左足ボレーが12月度J1ベストゴール選出 「すべての選手たちのお手本」
12月5日の札幌戦で決めた鮮やかなゴラッソが栄誉
Jリーグは21日、各カテゴリーの月間ベストゴールを発表。J1はセレッソ大阪の元日本代表MF清武弘嗣が、5日のリーグ第31節・北海道コンサドーレ札幌戦(3-1)で決めた華麗なトラップ&シュートが選出され、「すべての選手たちのお手本になる」と称賛されている。
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鮮やかなゴラッソが生まれたのは、C大阪が1点リードして迎えた札幌戦の後半9分だった。
敵陣でのつなぎから、一度下げたボールをMF藤田直之が足もとで受ける。その瞬間、前方にいた清武が札幌最終ライン裏のスペースへと走り出すと、藤田が素早く浮き球のパスを供給。ペナルティーエリア内に侵入した清武は、相手ゴールに対して半身の姿勢で軽くジャンプしながら右足で絶妙なトラップ。そして着地と同時に体を倒しながらワンバウンドしたボールを左足ボレーで叩くと、技ありのシュートがゴール右上隅を正確に射抜いた。
高度なテクニックとセンスを感じさせる一撃で、キャリアハイとなるシーズン8ゴール目を奪った。
Jリーグ選考委員会の総評でも、原博実委員が「後方から来た浮き球のボールコントロールが完璧。吸い込まれるようなトラップ、そしてそのままボレー。全ての選手たちのお手本になるゴール」と絶賛。元日本代表FWの播戸竜二委員も「後方からのボールに対しての優しいタッチ! インステップのような、つま先のような、ボールを一瞬にして止めるタッチ! そのまま体制を崩さずに左ボレー! 抑えの利いた綺麗なボレー! 清武選手にしかできないゴールの綺麗さ!」と高い評価を受けた。
今季はリーグ戦33試合に出場して8得点を記録した清武。キャプテンとして、攻撃の要として間違いなくC大阪の中心にいた。