鎌田大地、2戦連続のスタメン落ちに指揮官見解 「彼が悪くて下した決断ではない」
アウクスブルク戦で10試合ぶり勝利も、ベンチスタートの鎌田に出場機会は訪れず
フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は、現地時間19日のブンデスリーガ第13節アウクスブルク戦(2-0)で2戦連続のベンチスタートとなり、最後まで出番は訪れなかった。今季の大半を主力として過ごしてきた鎌田の起用法に、アディ・ヒュッター監督は「彼が悪いわけではない」と見解を示し、采配の理由を説明している。
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フランクフルトは今季、開幕3試合で2勝と好スタートを切ったものの、そこから9試合未勝利と停滞。鎌田は攻撃陣の中心として先発出場を重ねていたが、第12節ボルシアMG戦(3-3)ではベンチスタートとなり、試合終了間際からの出場に終わっていた。
そして迎えたアウクスブルク戦で、鎌田は再びベンチスタート。チームが2-0で第3節ホッフェンハイム戦(2-1)以来10試合ぶりの勝利を挙げるなか、今季初の出場なしとなっている。
ドイツ地元紙「フランクフルター・ルントシャウ」はアウクスブルク戦のチームパフォーマンスを「2021年に向けたヒント」として、DFエリック・ドゥルム、FWアミン・ユネスら出場機会を得た選手の活躍を指摘。その一方で、「フランクフルト最高のパサーであるダイチ・カマダの不在を感じさせない出来だった」と鎌田の欠場に触れつつ、ヒュッターのコメントを次のように伝えている。
「ダイチ・カマダが悪くて下した決断ではなく、アミン・ユネスを起用したかったんだ。1月に新たなレベルに到達するためにも、彼には出場機会が必要だった。ダイチに何ができるのか、我々はすでに知っている」
指揮官の言葉をそのまま受け止めれば、ウィンターブレイクを挟んで1月16日から再開するリーグ戦に向けて、戦力の底上げを図る意図もあったということだろう。鎌田にとっては競争の激化を意味するだけに、リーグ再開時のさらなる奮闘に期待したいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)