ミラン強化部は見る目なし!? “至宝”に続き22歳の技巧派MFが新天地で輝く
ジェノアで出場機会を得たスソ フロジノーネ戦では自身初のハットトリック
ACミランは、再び見る目のなさを露呈してしまったのだろうか――。
1月の移籍市場でジェノアに期限付き移籍で放出した元U-21スペイン代表MFスソが、3日のフロジノーネ戦で自身初のハットトリックを達成。4-0勝利の立役者となった。リバプール、ミランと出場機会を手にできなかった22歳のレフティーは、前半43分に左足で強烈なミドルシュートをたたき込むと、後半14分にもロケットのようなゴールで2点目。そして、同31分には右サイドでオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーを彷彿させる深い切り返しを披露すると、角度のないところからゴールの天井にスーパーゴールを突き刺した。
「ハットトリックを決めることができて嬉しい。両親と家族に捧げます。でも、ジェノアにとっての勝ち点3が一番大きい。勝ちたかった」
スソは衛星放送「メディアセット・プレミアム」でこう語った。ミランでは今季シニシャ・ミハイロビッチ監督にトップ下でテストされたが、日本代表MF本田圭佑、イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラとともに失格の烙印を押された。イタリア代表MFアレッシオ・チェルチとともにジェノアに放出されたが、古巣ミランに一切の未練を見せなかった。
「自分を放出した彼らが後悔しているかどうかは分からない。でも、自分はここで幸せなんだ。ジェノアにはいいグループが存在するんだ」
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