レアル主将ラモス、武藤のヘッドを阻止する“疑惑の肘”に専門家見解 「PKが与えられるべき」
後半36分、武藤のヘッドがラモスの肘に当たるもVARの確認の末にノーファウル判定
エイバルのFW武藤嘉紀は、MF乾貴士とともに現地時間20日のリーガ・エスパニョーラ第14節レアル・マドリード戦(1-3)に先発出場した。後半36分に武藤のヘディングがスペイン代表DFセルヒオ・ラモスの肘に当たって防がれたシーンがあり、現地解説はPKが与えられるべきプレーだったと指摘している。
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2トップの一角で先発出場した武藤は、レアル相手に積極的にゴールを狙った。そして1-2とエイバルが1点ビハインドで迎えた後半36分だった。左サイドからのクロスをファーサイドへ走り込んだ武藤が頭で合わせると、ボールはラモスの右肘に当たって防がれる格好となった。
ペナルティーエリア内でのプレーで、ハンドの反則があればPKとなる場面なだけにすぐにプレーが止まり、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による確認が入った。しかし、判定はノーファウルとなり、エイバルにPKは与えられなかった。
スペイン紙「マルカ」は「セルヒオ・ラモスのハンドでエイバルにペナルティーが与えられるべきだったか?」とこの場面の判定を取り上げている。
同紙のレフェリング専門家フアン・アンドゥハル・オリバー氏は、「レアル・マドリードのセンターバックはシュートを放った武藤の前で肘と一緒に体を動かし、ボールとゴールの間のスペースを塞いだ」とし、「エイバルにペナルティーが与えられるべきだった」と実際の判定とは異なる見解を示した。
なお、試合はアウェーのレアルが3-1で勝利。武藤はフル出場。乾は後半27分までプレーした。
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