闘将キーン、トッテナム復帰のベイルを酷評 「数年前のレベルは取り戻せない」
古巣トッテナムに復帰するも、リーグ戦ではわずか4試合の出場のみ
ウェールズ代表FWギャレス・ベイルは今季、1年間の期限付き移籍でレアル・マドリードから古巣トッテナムに加入するも、いまだトップフォームを取り戻すことはできていない。解説者の元アイルランド代表MFロイ・キーン氏は、ベイルが全盛期の輝きを取り戻すのは難しいと感じているようだ。英紙「ザ・サン」が報じている。
度重なる負傷により、レアルではジネディーヌ・ジダン監督の信頼を得られなかったベイル。復活を期して今季トッテナムに加入したが、ここまではカップ戦での起用がメインとなり、プレミアリーグでの出場は4試合(1得点)にとどまっている。
加入当初は韓国代表FWソン・フンミン、イングランド代表FWハリー・ケインとのトリデンテ形成も期待されたが、現時点ではベイルはバックアッパーの域を出ない。元マンチェスター・ユナイテッドの闘将キーン氏は英衛星放送「スカイ・スポーツ」で、ベイルがかつての輝きを取り戻すのは難しいと厳しい意見を述べていたようだ。
「私は彼が数年前のレベルを取り戻せるとは思っていない。トッププレーヤーは毎週プレーしなければならない。クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシと並んでベイルが最高の状態にあったのは数年前の話だ。彼がいくつものビッグモーメントを生み出してきたことは知っているが、今の彼はそれとはかけ離れている」
レアルではUEFAチャンピオンズリーグで4度の優勝を経験し、決勝の大舞台でもゴールを決めるなどサッカー界の最前線を走り抜けてきたベイルだが、トッテナムでも浮上のきっかけを掴めずにいる。同じく「スカイ」で解説を務める元チェルシーのジミー・フロイド・ハッセルバインク氏は、「ベイルは試合に出続ける必要がある」とコンスタントなプレー機会の必要性を強調しているが、そのためにもまずはジョゼ・モウリーニョ監督からの信頼を得る必要があるだろう。
かつてのサッカー界史上最高額の男は、再びトップフォームを取り戻せるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)