「僕のキャリアは終わった」 リハビリ中のロッベンが苦悩吐露「今年はボーナスみたいなもの」
今季フローニンゲンで現役復帰も負傷に苦しむ
オランダ1部フローニンゲンの元オランダ代表FWアリエン・ロッベンがメディアの取材に応じ、怪我からの復帰に向けてリハビリに取り組んでいる現在の状況について語った。ドイツ誌「シュポルト・ビルト」が報じている。
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2018-19シーズン終了後にバイエルン・ミュンヘンで一度は現役を退いたロッベンは、今季開幕前に日本代表DF板倉滉が在籍する古巣フローニンゲンで2シーズンぶりに現役復帰することを宣言。PSVとのエールディビジ開幕戦にも先発で出場したが、この試合で鼠径部を負傷して前半のうちに途中交代を余儀なくされた。第5節ユトレヒト戦で後半31分から途中出場して戦列復帰を果たしたものの、その後はコンディション不良を理由にチーム練習を離れて別メニューでの調整が続いている。
衛星放送「FOXスポーツ」のインタビューの中で、ロッベンは「またピッチに戻れることを願っている。そのためにすべてを捧げるつもりだ」とコメントし、復帰への意欲を見せたが、継続中の別メニュー調整の経過については「最後の段階に来ているけど、それがいつだって一番難しい時期でもある」と語り、状態は上向いてきているものの、正確な復帰時期については不透明であることを明かした。
また、自身のフィットネスに関する調整だけでなく、メンタル的な部分でもロッベンは難しい状況に直面しているようだ。
同選手はチームを離れて別メニューを行うようになってからの心境について、「これまでに多くの後退を経験した。リハビリが大きな課題、チャレンジになることは知っていたけど、正直に言って、僕はここ数週間でエネルギーを使い果たしてしまった。引退ということも頭の中をよぎった」と語り、復帰を諦めかけた時期もあったと告白。さらに、「僕のキャリアはもう終わっているんだ。今年はボーナスみたいなもの。今の状況が来年になって好転してくれれば、それは素晴らしいことだけどね」として、自身の現状が決して楽観できるものではないことも認めている。
オランダサッカーを代表するレジェンドの1人であるロッベンの現役復帰を喜び、再びピッチに戻ってくることを望んでいるファンは多いはずだが、実際の状況は非常に厳しいようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)