千葉DF増嶋竜也、引退セレモニーで“突然発表”の真意明かす 「今日の朝ミーティングで…」
フル出場したDF増嶋竜也が現役引退
ジェフユナイテッド千葉のDF増嶋竜也が20日、J2リーグ最終節ギラヴァンツ北九州戦(2-1)で現役を引退した。試合前にクラブを通して発表した増嶋は2試合ぶりに先発出場。試合後には涙も見せ、17年間の現役生活に幕を閉じた。
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増嶋は千葉の強豪・市立船橋高から2004年にFC東京へ加入。2007年にヴァンフォーレ甲府、2008年から2010年までは京都サンガF.C.でプレーし、2011年からは柏レイソルへ完全移籍した。2017年にベガルタ仙台へ期限付き移籍すると、2018年から地元の千葉へ加入した。Jリーグ通算337試合19得点で、千葉ではリーグ戦通算72試合に出場した。
この日、ともにラストマッチとなった元日本代表FW佐藤寿人と試合終了のホイッスルを聞くと、涙を流した増嶋。試合後には佐藤、MF田坂祐介とともに引退セレモニーを行った。増嶋は「実は引退をすることを今日の朝のミーティングでチームに伝えました」と、突然の発表だったことを明かし、決断に至った理由を説明した。
「急な報告にもかかわらず素晴らしいセレモニーを準備していただいてありがとうございました。たくさんの方が準備してくれて今日のピッチに立つことができました。退団報道があったときにはまだ引退したくない気持ちがあって、他のチームを探していました。今シーズン悔しい思いが強くて、どうしても引退したくなかった。でも、移籍したあとにジェフで引退しないことを後悔すると思い、大好きな地元で引退する決断をしました。17年間いろんなチームにいて、いろんな人に支えられて今日この日を迎えられた。僕としてはまだやって欲しい、と思われるような余力を残して次のステップに向かいたい。またどこかで違う形で会いたい」
最後にはチームメートや家族から花束が贈られた。多くのチームで最終ラインを支えた増嶋は、地元のファンに囲まれてスパイクを脱いだ。