カタールW杯、4番目のスタジアムがお披露目 元豪代表FWケーヒル、アジア開催の大会に期待
アル・ラーヤンのホームスタジアムとなるW杯4つ目の会場がオープン
2022年に開催されるカタール・ワールドカップ(W杯)の公式アンバサダーを務める元オーストラリア代表FWティム・ケーヒル氏が、「Football ZONE web」の取材に応じた。02年の日韓大会以来20年ぶりにアジアで開催されるW杯は、自身も現役時代にプレーしたインドをはじめ、アジアの国々でサッカーがより広く浸透する機会になると語った。
12月18日はカタールの建国記念日となっており、2022年の同日にはカタールW杯の決勝が予定されている。世界中から注目を集める一戦をちょうど2年後に控え、カタールではW杯会場の一つで、アル・ラーヤンSCのホームスタジアムにもなるアハマド・ビン・アリ・スタジアムがお披露目された。
カタールW杯で使用される8会場のうち、4番目のオープンとなったこのスタジアムは、4万人収容。カタール第2の都市アル・ラーヤンに建てられ、本大会ではグループリーグと決勝トーナメント1回戦の計7試合が行われる。商業施設「モール・オブ・カタール」に隣接し、最寄りの地下鉄駅からも徒歩圏内と利便性に優れている。
2年後の本大会に向けて着々と準備が進められるなか、元スペイン代表MFシャビ・エルナンデス氏、元カメルーン代表FWサミュエル・エトー氏、元ブラジル代表DFカフー氏らとともに、カタールW杯大会組織委員の公式アンバサダーを務めるケーヒル氏が取材に応じた。
ケーヒル氏はキャリア晩年となる2018-19シーズンに、インドのジャムシェードプルでプレー。日韓W杯以来となるアジア開催のW杯は、インドをはじめとしたアジア各国のサッカー熱を高めるチャンスになると考えているという。
「インドにとっては、これだけ近いところでW杯が開催されるのは、素晴らしいことだと思う。カタールでW杯が開催されるということは、ただテレビで見るだけではなく、飛行機に乗って現地に行き、実際に参加することも十分に可能だ」
さらにアジア各国でサッカーが根付くためには、「どこの国にどんなリーグがあるかなんて、比較する必要はない。世界中には数多くのリーグがあり、それぞれが異なる目標を持ち、異なる取り組みをしている。重要なことは、安定したファンを作ることだ」と語った。