FIFA新会長に浮上したUEFA事務局長時代の贈収賄疑惑 警察当局がスイス本部を家宅捜索

組織全体の浄化にはまだ時間がかかるか

 ジキニス兄弟は2015年に、米司法当局からFIFAの贈収賄事件に関与した14人の容疑者として告発された。「クロス・トレーディング社」を運営し、大会の放映権を安価で入手し、高値売却するために賄賂を贈り続けてきた疑いがかけられている。そしてインファンティノ氏は、2006年から08年のエクアドルにおけるCL放映権に関するクロス・トレーディング社との契約書にサインしていたという。

 フットボール界を司るFIFAとUEFAに巣食う贈収賄などの病魔は、いまだ深く進行している様子。浄化には、まだまだ時間がかかるのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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