横浜FC斉藤光毅、ベルギー挑戦に意気込み 「日本の顔になるような選手になっていきたい」

横浜FCのFW斉藤光毅【写真:高橋学】
横浜FCのFW斉藤光毅【写真:高橋学】

ロンメル移籍を前にした退団セレモニーではカズから花束贈呈も

 横浜FCのFW斉藤光毅が、19日のリーグ最終戦横浜F・マリノス戦後に退団セレモニーに臨んだ。ベルギー2部ロンメルへの移籍を前に、クラブへの感謝、そして欧州挑戦に対する意気込みなどを語っている。

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 斉藤は横浜FCの下部組織出身で、2018年に2種登録でトップチームデビュー。同年9月よりプロ契約となった。19年には29試合出場6得点を記録してチームのJ1昇格に貢献すると、初のJ1挑戦となった今季は31試合出場3得点とシーズンを通して活躍を見せている。

 そんななか、11月11日にはベルギー2部ロンメルへの完全移籍がクラブより発表された。今季最終節となる横浜FMとの“ダービー”は、斉藤にとって横浜FCでの最終戦。チームは3得点を奪っての快勝を収め、試合後のホーム最終戦セレモニーでは斉藤も退団の挨拶に臨んだ。斉藤は次のように感謝と意気込みを語っている。

「本日は自分のためにこのような場を設けていただき、ありがとうございます。約8年間、横浜FCにお世話になって、苦しいこと、悔しいこともありましたが、嬉しいことや楽しいことのほうが頭の中には鮮明に残っています。こう思うことができたのは、今まで自分を支えてくださった方々のおかげです。そういう人たちに感謝の気持ちを伝えたいんですが、自分が海外で活躍して横浜FCの名前を世界各国に広めることが、一番の感謝の伝え方、恩返しだと思います。期待や応援を背負って、世界で戦いたいと思います。横浜FCで経験してきた嬉しさ、楽しさ、喜び、苦しさ、悔しさを財産、誇りとして、これからのサッカー人生を歩んでいきたいと思います。最後になりますが、これからの自分は元横浜FCの選手として、日本の顔になるような選手になっていきたいと思います。8年間、ありがとうございました」

 挨拶後には、カズこと元日本代表FW三浦知良から花束を贈呈された斉藤。日本サッカーのパイオニア的存在を間近に見て育った19歳が、欧州の舞台に羽ばたいていく。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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