ディ・マリア、11年前の“股抜き&ラボーナ”弾に再脚光 「マジシャン」「最高の瞬間」

ベンフィカ時代のMFディ・マリア【写真:Getty Images】
ベンフィカ時代のMFディ・マリア【写真:Getty Images】

ベンフィカ時代の09-10シーズンに決めたテクニカルなゴールを回顧

 パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリアは、左足のキックの名手として知られる。そんなディ・マリアが2009年に決めた“股抜き&ラボーナ”でのゴールを、UEFAヨーロッパリーグ(EL)公式SNSが回顧。「ラボーナの達人」と反響を集めている。

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 ディ・マリアは母国アルゼンチンのロサリオ・セントラルでプロデビュー。ポルトガル1部ベンフィカを経てレアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッドと世界的名門を渡り歩き、2015年からPSGでプレーしている。

 ベンフィカ時代の2009-10シーズンにはリーグ優勝に貢献し、最優秀選手賞を受賞したことで、世界的に名を知られるようになった。このシーズンにはELでも準々決勝まで進出し、最後はリバプールに敗れている。EL公式インスタグラムが「股抜きラボーナフィニッシュ」と綴って公開したのは、09-10シーズンのELグループステージ第6節AEKアテネ戦(2-1)での一撃だ。

 後方からのスルーパスに抜け出したディ・マリアは、並走してきたDFをファーストタッチで“股抜き”してかわすと、飛び出してきたGKとほぼ1対1の状況に。体が右サイドに流れ気味の体勢で、右足でのシュートが予測される状態だったが、ディ・マリアは左足の“ラボーナ”によるシュートを選択。これがGKとDFの間を抜け、見事にゴールネットを揺らした。

 卓越した技術の光る一撃に、コメント欄では「マジシャン」「最高の瞬間」「ラボーナの達人」と称賛の声が多く寄せられている。一方、「意地でも右足を使わない男」「右足のシュートのほうが簡単に見える」と1対1でのシュートの局面ですらラボーナを選択するディ・マリアに驚きを示すコメントもあった。

 ベンフィカ時代にブレイクし、今も欧州トップレベルで戦い続けているディ・マリア。11年前の若手時代に決めた一撃は、今も衝撃を持って受け止められていた。

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