南野拓実、リバプールの“年末日程”で出番増か 「フォームを取り戻すチャンス」と英紙予測

リバプールMF南野拓実とFWディボック・オリギの奮起に期待だ【写真:AP】
リバプールMF南野拓実とFWディボック・オリギの奮起に期待だ【写真:AP】

トッテナム戦では交代枠を使わずに勝利も…「間違いなく出番が訪れるはず」

 リバプールは現地時間16日、プレミアリーグ第16節トッテナム戦で2-1の勝利を収めた。ユルゲン・クロップ監督は交代枠を一つも使わず、日本代表MF南野拓実らに出場機会は訪れなかったなか、英紙は「シーズンの勝負所でフォームを取り戻すチャンス」と今後の“出番増”を予測している。

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 試合前に勝ち点25で並んでいた両チームの対戦は、前半からホームのリバプールが攻勢に出る。そして前半26分、エジプト代表FWモハメド・サラーのゴールでリバプールが先制点を奪うものの、同33分にトッテナムが韓国代表FWソン・フンミンのカウンター弾で同点に追い付いた。

 後半もリバプールがポゼッションで上回る展開が続くなか、決勝点が生まれたのは試合終了目前の同45分。CKからブラジル代表FWロベルト・フィルミーノがゴールネットを揺らし、首位の座を奪取した。

 この試合でトッテナムが3枚の交代枠をフル活用したのに対し、リバプールは先発11人のみで90分間を戦い抜いた。年末の過密日程を前にしての“交代なし”に英紙「デイリー・メール」は「リバプールの指揮官は交代枠の5人制を主張するにもかかわらず、トッテナム戦で1人もサブメンバーを使わなかった!」と指摘しつつ、「ユルゲン・クロップのタクミ・ミナミノとディボック・オリギへの信頼が年末の過密日程で試される」との見出しで、南野ら控え選手にとって勝負の時期が訪れることに注目している。

 記事ではクロップ監督が南野について「彼の取り組む姿勢は最高レベルにあり、向上しようとする意欲も最高峰だ」と賛辞を送っていたことに触れ、次のように伝えた。

「リバプールの日程は思われているほど過酷なものではないが、クリスマス前後の日程を迎えるにあたり、南野とオリギには間違いなく出番が訪れるはずだ」

「19日のクリスタル・パレス戦で南野とオリギが出場機会を得ることになれば、どちらにとってもシーズンの勝負所でフォームを取り戻すチャンスになる」

 リバプールはクリスタル・パレス戦でひと呼吸置く形となり、その後は27日のウェスト・ブロムウィッチ戦、30日のニューカッスル戦と続いていく。例年と比べて“過密”と言うほどではないものの、負傷者が多くなっているタイミングでもあり、南野らにとっては自身の将来を左右する連戦となりそうだ。

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