アトレチコDFがトーレス退場の判定に怒り心頭! 「バルセロナは過保護なんだ」

バルサのCL215試合で30回目の相手選手の退場劇… フェリペ・ルイスが皮肉を込めて噛みつく

 5日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝バルセロナ対アトレチコ・マドリードで、先制点を挙げたFWフェルナンド・トーレスがその後の10分間で退場の憂き目にあった。この裁定に対してチームメイトのDFフェリペ・ルイスが、「バルサは過保護だ!」と発言したと、米放送局「ESPN」が報じている。

 トーレスはこの日の前半25分、真骨頂の裏への抜け出しで先制点を奪いバルセロナを慌てさせたが、同29分、同35分と立て続けに警告を受けて退場処分を食らった。10人になったアトレチコは鬼神の守備で対応したが後半に力尽き、FWルイス・スアレスに2ゴールを許して逆転負けを喫した。

 これに黙っていられなかったのが、左サイドバックのフェリペ・ルイスだった。「もしあなた方が彼らとプレーしたら、とんでもなく強力なクラブと分かるよ」と話すと同時に、痛烈な皮肉を忘れなかった。

「バルセロナは過保護なんだよ。もしここでバルセロナが負けてしまったら、UEFAにとっては損失なんだろう!」

 バルセロナは現行のCLで215試合を戦ったが、今回のトーレスの退場劇で相手選手が退場したのは30回目となった。対戦相手としては不変のスタイルである圧倒的なポゼッション、そして「MSNトリオ」を筆頭とした歴代の強力攻撃陣を止めるために“ファウルトラブル”にならざるを得ない一方で、世界屈指の名門の政治力が主審のジャッジに影響を及ぼしていると見る向きもある。だからこそ、フェリペ・ルイスは怒りが収まらなかったようだ。

 

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