不振のアーセナル、6戦未勝利の要因を独代表GKが指摘 「負けて当然の試合があった」
指揮官への逆風が吹くなか、GKレノが選手側の姿勢を問題視 「責任があるのは選手だ」
アーセナルは現地時間16日のプレミアリーグ第13節でサウサンプトンと1-1で引き分け、これでリーグ戦6試合勝利から遠ざかっている。降格圏と5ポイント差の15位に低迷し、ミケル・アルテタ監督への逆風が吹くなかで、守護神のドイツ代表GKベルント・レノは選手たちに問題があると主張している。
11月1日のマンチェスター・ユナイテッド戦(1-0)での勝利を最後に1カ月超も白星から遠ざかっているアーセナル。前節までホーム4連敗というなかで迎えたサウサンプトン戦も、相手に先制を許す展開となったが、エースのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンのゴールで追いつき、なんとか勝点1を拾った。
試合前にアルテタ監督はチームの不振の責任が自らにあるとし、非難の声は受け入れると話していた一方で、GKレノは衛星放送「スカイ・スポーツ」ドイツ版に対し、「我々がこのような状況に陥っているのは監督のせいではない」と指揮官を擁護。問題は選手たちにあると指摘している。
「我々がピッチで走り回っている様子を見れば分かる通り、責任があるのは選手だ。それについては正直に言わなければいけない。レッドカードをもらい、ミスを犯し、いるべきポジションから離れている。これらはこれまでに何度も対処してきたことだ。結局のところ、選手たちの集中力の欠如が問題だ」
レノは「上手くいっていないことは数字が物語っている。以前から負けて当然の試合があった」と、未勝利が続くこの1カ月半あまりを振り返り、選手たちの試合に臨む姿勢から変えていかなければならないと話した。
「リーズとは0-0で引き分けたが、あれはラッキーなポイントだった。トッテナム戦も負けて当然だったし、ウォルバーハンプトン戦もそう。アストン・ビラには0-3で負けたのも当然の結果だ。あまりにも不十分な結果と、残念なパフォーマンスだった。
選手の姿勢に問題があり、規律が欠け、自信もない。多くの要因がある。我々はチーム内でこのことを何度も話し合ってきたし、早急に変化を起こさなければならないとみんなの意見が一致している」
不振を極めるアーセナル。降格圏目前の位置から浮上することができるだろうか。