横浜FMマスコットにスポンサーがついた理由 6年2カ月…異例の長期契約が実現した背景とは?
“親しみやすさ”の象徴、マリノスケだからこその形
横浜FM法人事業部の鈴木有(すずき・ゆう)氏は「アネスト岩田さんが持つ地域貢献への思いに応えるためにF・マリノスにできることは何かと考えた時に、地域貢献活動に積極的に出向いているマリノスケの存在が思い浮かびました」と、契約に至るまでの経緯を回想している。
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地域貢献活動の実績から、マリノスケに広告をつける形を企業に提案した一方、クラブのマスコットにスポンサーをつけることの是非や、媒体としての価値には不透明な部分もあったという。“永遠の五年生”であるマリノスケのイメージを壊さないためにどうすべきかということも、クラブ内で議論が重ねられたという。
鈴木氏は「販促や費用対効果を主な狙いとせずに、地域貢献活動のために協賛していただくケースは昨今では少なく、感謝の気持ちしかありませんでした。だからこそ、アネスト岩田さんの熱い思いをどうやったら最大化できるか」を終始考えていたという。
「契約は12月1日からでしたが、マリノスケの誕生日である2日にリリースを出しました。同時に、クラブのSNSから発信したマリノスケのお誕生日会でも露出を図り、リリース自体をひとつのプロモーションとして発信することで、ファン・サポーターの方々にも、このパートナーシップの価値をよりポジティブに受け入れてほしかった」
また、鈴木氏は「これからアネスト岩田さんと一緒にどういう活動ができるのかは未知の部分もありますが、1年1年実績を積み重ねて一緒にホームタウンを盛り上げていければなと思います」と挑戦の展望を語っている。
横浜FMが新たなパートナーとともに作り上げる6年間のロードマップの軌跡を、楽しみに見届けていきたいと思う。
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