歴史的な大混戦は今や昔… レスターが欧州4大リーグで2位に最大勝ち点差「7」をつける大本命に!

各国首位のメガクラブよりも優位な立場に

 3つのリーグは得失点差次第になるが、2勝の差を詰めれば勝ち点で並ぶ計算となる。それを踏まえれば、勝ち点差「7」をつけているレスターは、各国の首位に立つメガクラブ以上に優位な立場にいると言える。

 昨年末に前半戦19試合を終えた時点でのプレミアリーグは、首位アーセナルから4位のトットナムまでが勝ち点4差の中にひしめいていた。前シーズンに残留争いを繰り広げたレスターの躍進もあり、歴史的な混戦と言える状況が生まれていたが、そこからマンチェスター・シティ、アーセナルとメガクラブが脱落していく展開を誰が予想できただろうか。

 イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディ、日本代表FW岡崎慎司、アルジェリア代表MFリヤド・マフレズの前線トリオの勢いに陰りは見られず、飛躍を遂げるフランス代表MFエンゴロ・カンテやモーガンらが形成する守備ブロックも堅牢さを増している。「おとぎ話」と称されるレスターの躍進ぶりだが、4大リーグ最大の勝ち点差が、彼らの安定した戦いぶりを象徴しているかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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